ギフスマまで17年間お茶の間の私が、なんと名古屋まで弾丸日帰り遠征でSMAPのコンサートのオーラスをこの小さなカラダ全身で感じてまいりました!
ブツブツ言いながら出してくれた家族に感謝、誘ってくれたお友達に感謝、現地で触れ合い、最高の空間を共有し、何かと助けていただいた人たちに感謝~~♪

名古屋は高校の修学旅行で乗り継いで金沢に行った時以来ですよ!なんて人生経験が乏しいんだ、私。

今回のツアーも東京の9月7日以来2回目。ギフスマ合わせると参戦は計3回の私が、時系列の詳細なレポなどムリに決まっているので、限られた場面の感想ですみません。
(そして、もちろんほぼ拓哉くんのみです。偏っててスミマセン)


①天女が舞い降りた、よわいとこ

「よわいとこ」の、ごろちゃんの歌とギターの横で女性ダンサーと踊るパートで、天を指差して寸分のブレもない美しいターン決めたとき、
「天女だー!!風呂敷みたいな唐草模様の衣装着てるけど、天女が舞い降りた!」 と思った。
(はい、そこで変な声を挙げてしまいました。歌っていたごろちゃん、本当にごめんなさい)

なぜ天女なのかというと、やっぱり発熱で痩せちゃったのか、華奢に感じたんですよねー、肩とか二の腕とか。そのぶん、あの優雅で繊細なダンスは似合っていて、表情もバレエダンサーのごとく端整で(他の曲のときの色っぽさやかわいさはあえて抑え気味)、たとえ風呂敷纏ってても美しい!と思わせた。
(東京9月7日の白い衣装だったらさらにターン時に裾が綺麗に回る裾萌えがプラスされてたのにぃー!とは思った)

病み上がりで声もどうだろうと心配していたけど、かなり出ていたと思う。ライブ経験が少ないので、テレビ比で申し訳ないんですが。
拓哉ファンとして歌詞的にはOne Chance!を語るべきなのだろうけど、歌唱に一番感動したのもやはり「よわいとこ」でした。
ドームの空間に響き渡る熱唱で、やはり天に届くんじゃないか、と思わせる澄んだ歌声。
誰かに聴かせたかったのかなー?


② MC についてはたくさんレポがあがっていると思うので。
個人的にはごろちゃんが「木村くん、ぼくもミュージカルやってたんだけど…」と言ったときの「わかってるよ!」(知ってるよ?だっけ?)と言った横顔と言い方に、なんか優しさを感じてしまって、ツボだった。


③【個人的悲報】
天敵がゲイシャガールとなって現れ、両手を胸で交差して首を傾げるなど破壊的行為に及び、拓哉くんとだけがっちりと恋人握り。

もうこれはほとんど私の場合、定番ギャグのようになっておりますが、天敵はきてぃさんです。
ど派手なピンクフリフリの着物着てて、カワイイという声もあるにはあるとは思いますけど、私は「ゲイシャがいる!」とこれも思わず叫んでしまいました。

でも彼女がサンリオのキャラクターとして存在していた、東京やDVDでは、彼女が苦手な私も、「お仕事ご苦労さまです」な気持ちだったんだけど、どうも回を重ねていくたびに“女”に変身してしまったようで。それも拓哉くんの罪なところかも。

そして、こどもの頃、人気絶頂の彼女を苦手としか思わなかった私は、この日を予期していたのだろうか…(ええ、考えすぎです)


④「ユーモアしちゃうよ」は生歌でこそ魅力が生きる曲だと2回聴いて思った。テレビで聴くの楽しみ。ぜひ2番まで歌ってください!


最初のでべそへのダッシュが全力疾走というよりはスキップで、他のメンバーが追いつきそうなスピード。合間のストレッチも多めだったので、足どうなのかなと思うとこもあったけど、拓哉くん、最後はほんと元気いっぱい走り回ってた。最初のはちょっと熱の影響だったのかな。アドレナリンのせいで元気になったのではないことを祈ってる。



⑥拓哉くんの最後の挨拶

これは、やはり文字だけでは拓哉くんの想いが伝えきれないと思うので、挨拶だけでもDVD、Blu-rayの形で残せないのか、と残念に思う。
文字だけを読むと、ギフスマに続き、拓哉くんがオーラスにセンチメンタルになりがち、と取れてしまうかもしれない。

これはただの弱音じゃないというのは私の主観に過ぎないし、纏ってる雰囲気とか、どこに間があったとか、語気の強さとか、も含めて、それぞれで感じ取るべきと思うから。

他の方のレポも参考にさせていただきながら、私なりに記憶にある彼の挨拶を書き起こしてみた。

「個人としてもSMAPとしてもいろんな経験をさせてもらって、その積み重ねで今日この場に立っています。 (ここうろ覚えです)
……本当はこんなこと言うべきではないのかもしれないけど……

(少しためらい、ここから語気が強くなる) 本当に何度も何度も、投げ出したくなったり、やめちまおうっ (私にはそう聞こえた)て思う時があるんだけど……
こうして全身で皆の存在を感じると、自分はまだ続けていていいんだなって思える。
……これから先も何があるか、誰にもわからないけど……
こうして繋がっていられる間は…繋がっていてください。」



ところどころ語気が強くなる箇所はあったけど、表情は淡々としていて、でも真摯な想いが伝わってきて、これは大げさでもなく、本心を告白しているのだと感じた。

人は本当に感謝してる相手には、誰にも打ち明けられない事情や本心を言うことがある。
ワッツによく送られてくる、あなたのおかげでイジメに耐えられたとか、きつい仕事を頑張る勇気をもらった、といった感謝のメール。
それと同じことをファンに返したのだと私は思う。

拓哉くんが好きなワンピースのキャラのセリフ(ナレーション?)、私は全く詳しくないのでうろ覚えなのだけど、「背中に刀傷はつけない」だっけ?
あれは確かに理想だけど、俺は二次元のキャラじゃなくて生身の人間だから、傷つきかけたこともあるよ、この先だってわかんねぇって告白。

生身の人間とわかっていながら、投げ出したい、やめちまおう、そんな言葉が彼の中にもあるなんて、本当に胸が苦しくなった。
どんな絶望の底から、またこの世界で生きていけると感じ、求められるままにまた繋がろうと戻ってきてくれるのか、と。

木村拓哉やSMAPはこの20年間あまりに当然のようにテレビに出続けていて、私たちはそれが定番の商品のブランドのように思いがちだ。
そして気楽に楽しめる作品を提供することが多いから、歯を喰いしばる顔を見せることはめったにないし、こちらもお気楽に消費してしまう。

しかし、生身の人間たちが一瞬一瞬全力で必死でやって、人と人のつながりや運もあって、ぎりぎり成立していることなんだよ、そしてそれは永遠に続くと決まってるわけじゃない、だからなにかを提供できる間はこちらも精一杯一瞬一瞬を受け取めて楽しんでほしいってことを、少なくともライブに足を運んでくれるファンには感謝とともに伝えたかったのかな、とこれは私の勝手な解釈なのだけど。

だから「今年も何があっても、SMAPと一緒に前に!」と言ってくれる幸せには、めいっぱい甘えちゃおう!

もしかしたら、一般の人もその辺の儚さを27時間あたりから感じとってるのかもしれないね。
かかりつけのお医者さんが、「SMAPライブ行くの?僕も一度は絶対行きたいんですよー!チケットって手に入らないんだねー!いやー行けるんならそりゃ万難を排しても行くべきだよー!」と言ってたから。
そのお医者さんも身を削って働いてるっていうのが見てればわかる人なんだけど。

初めて友人への年賀状に「私もSMAPのライブに行ったり、自分の人生を楽しむようになりました」と書いたら、「私も次はぜひ行きたいの!」と返事が来たり。

帰りの道すがら、凍えながらも男性とか一般に近い人たちの会話聞いてたら、生歌が伝える力を強調していたし。

ということでSMAPがライブ続ける限り、動員数ってどんどん増えていくのかもしれない。
チケットもさらに激戦ですかね…(^_^;)


痩せたせいかピンクのTシャツ一枚で挨拶する拓哉くんの肩はどこか頼りなげに私には映り。
直前のキラキラや覇王感も、タフでいつも前向きで全力、スマ内ではちと単純キャラと思われがちな男はどっかに吹っ飛んでいったようだった。
繊細すぎる神経を持った傷だらけの木村拓哉がそこにいた。

そのか細く見えた背中をあすなろ抱きしたくなった。
実際されたら大迷惑だろうけど (^_^;)

そして「世界にひとつだけの花」で小さな男の子に顔を寄せて歌った後の破顔(もう、くしゃくしゃ!って感じの笑顔だった)や、車椅子席の人達と力強くハイタッチする姿を思い出す。

彼に勇気付けられて笑顔になる人達によって、彼もまた勇気付けられるのだ、きっと。

これからも彼の演技や笑顔に支えられたいから、応援する気持ちを声に出して伝えたい。
一度読まれて満足しちゃってたけど、ワッツにはちゃんとメール送ろうっと。


おまけ:最後までしつこく「拓哉くーん!!」と叫んでたら、小さく「あほ」と言ったのは私にと思ってる。(たぶん違うけどあほでシアワセ♡)

コメント

nophoto
うめけい
2015年1月15日18:46

さとみちゃん、感想文を楽しく読ませて頂きました。よわいとこのダンスは本当に素敵だったよね!私が観た中でも一番優雅に舞ってたよ~願わくば、風呂敷しか見ていないので最初の衣装で見てみたい。
拓哉くん、好きなことの順番で歌うことは上位ではないけど、ライブは別格!と言ってるよね、やはり直接ファンと触れ合うことで"力"を得ているんだろうね。だから最後の挨拶で感謝を伝えたかったのだと私は思ったよ。これからも応援する気持ちをちゃんと伝えていかないといけないね!
さとみちゃんの天敵(中の人は男性という噂も…)をも虜にする拓哉くんは、やっぱりかっこいい♥

satomi
2015年1月17日12:15

うめちゃん、コメントありがとうです。
ソロは私の見た衣装のほうが、裾萌えプラス素朴かつ聖なる感じでよかったんだけど、やはり見るからに重そうだった。にしても唐草をなぜ選ぶ?(^_^;)

挨拶はよく「俺こそ感謝だよ」と言っているのが偽りのない気持ちなんだなと感じました。
とにかくファンに対して(誰に対してもだろうけど)誠実な人だなーと。

天敵は男性?(・・;) 拓哉くんと触れ合うたびにだんだん彼の中の女が目覚めてしまったのかしら?(・・;)