なんと昨年7月以来の更新です。
昨年は自分が引越しでバタバタ、
今年はSMAPがゴタゴタしすぎてTLも荒れがちでなに書いたらよいかわからなくて。。
と言い訳しておきます…

まずギャラクシー賞のマイベストTV賞に「アイムホーム」投票したのですが、
当時を思い出しながらコメントに書いた感想、せっかくなので載せておきますね。

「アイムホーム」は記憶喪失をきっかけに過去の卑劣で自己中心的な自分と対峙し、家族や周囲の人々との関係を修復していくという作品。
自身の過去の名作「ギフト」をも彷彿させる重いテーマで二面性を演じ分けた木村拓哉が素晴らしかった。
過去の自分が特に稀代の大悪党ではなく、矮小で歪な、どこにでもいる人間であり、
現在と過去が単純な白と黒の図式ではなくグラデーションのように混ざり合うといった過程など難しい表現を要求されていたが、見事に演じきり、
彼の演技力の真骨頂を見せつける作品に仕上がっていた。


もっと木村拓哉の演技が評価されてよい作品ですよねー


あと、昨日のワッツで、やはり洋楽の歌詞が気になってしまい
和訳が見つけられなかったので自動翻訳してみたらやはり日本語としてポンコツで…
自分で辞書引き引き必死に訳してみました。

私、受験英語派ですし、かなり主観フィルターも入った意訳なので、
英文解釈違う!と思ったら
コメントで添削してくださいませ。

Tahiti80のChangesですね。へービクターさんから出てるんだー
http://www.jvcmusic.co.jp/-/Discography/A014663/VICP-35099.html

Changeじゃなくて複数形なんですね。

変化は起こっている
戻るには遅すぎる
あなたの気持ちはなにか別のものになりつつある

変化は起こっている
いたる所で
あなたは大きい手で顔をたたかれたみたいな感じ

理解しなくていい
もう遅すぎる
そのまま放っておけばいい
あなたの唯一の選択はやめる(or捨てる、退く)こと

変化は起こっている。
引き返すにはあまりに遅い
変化は起こっている。
表面は、ひびが入り始めた

あなたは考えた
なにか他のものに変わること

思い出して
あなたが子供のころのこと
中庭で遊んでいて
飛び越えられない柵はなかった
あなたが前へ進むのは止められない

それは、現在も同じ
何もあなたを止めることはできない
行くんだ
すぐに行くんだ

変化は起こっている
引き返すにはあまりに遅い
あなたの気持ちはなにか別のものになりつつある。

夢見るんだ、なんでも自由に
あなたが言いたいことを
あなたがやると決めたゲームのルールはあなたが決めるんだ

変化、変化、変化
変化は起こっている

まさにそこ、あなたの目の前で
あなたにはそれが大きな驚きだったなんて
自分をごまかすことはできない
(驚くふりをすることもない?)

変化、変化はそこらじゅうで起きている

あなたの気持ちは
別のものに変わる
別のものに変わる


英文歌詞はこことかに載ってますね
http://ja.musicplayon.com/Tahiti-80-Darlin-lyrics-5608977.html

Youは、誰かなのか、グループなのか、自分なのか
「変化」をどうとるか、で解釈がぜんぜん違ってくると思います。
まあただの選曲で考えすぎって言ってしまえば元も子もないですが。

でも英文見直してたら
昨夜訳してみたのよりかなり前向きな曲に思えてきましたよ。
はい、私、スーパーポジティブです( ´艸`)

Twitterにも固定してますけど

ファンは誰しも自分の描いた幻想を当てはめて信じてるのだとしたら
私の幻想のなかの拓哉くんは周りのみんなが幸せになる方法を一生懸命探ってる最中です。


まさにいまその冒険の佳境なのかと思ったりもします。

拓哉くんが「これでよかった」と思える方法が見つかり、
心おきなく自分のやりたい仕事に向かえる日が早く来ますようにと願っています。
ずっと気にかかってはいたのだけど、バタバタに追われて、なんと4ヶ月近くもブログを書いていなかった!
もうブロガー(笑)としては忘れ去られていることと思われますが、
皆さんどうもこんにちは(^_^;)
ログインできてよかったあε=(・o・*) フゥ ←そこw

やはり今日はアイムホーム第4話の前に、ここまでの感想を書いておかなければ!と意を決してPCに向かっております!

アイムホームほど、最初流れてきた噂と実際の作品のテイストに落差があったドラマも珍しいんじゃないでしょうかね。
忘れちゃったけど、「半沢の二匹目どじょう狙いのキムタクが望んだ銀行員ドラマ。同じじゃ困るのでマンガ原作持ってきた」的な言われようされてませんでした?
正しい情報も混ざってるので、リークなんだろうけど、それにしてもずいぶん頭の悪いリークですこと(・3・)ブー

もし拓哉くんが望んだとすれば、ロイド以上のハードル、自分をそこに置いたらどう化学反応が起こるのか、ワクワクするような脚本じゃないのかな?
脱キムタクとか脱皮?とか言われてるけど、別にそんな意識なんかなく、
ただ、せっかくの転校先。
既視感のあるドラマではなく、新鮮で見たことのないものづくりを望んだんじゃないか、なんて想像してます。

そして来たのが、自分探しホームミステリードラマ!(確かに見たことないかも!)

「自分探し」というテーマで言えば、ギフトもそうだし、アルジャーノンやイグアナの娘の系譜の父親版であるのかなあ、と思います。

似たストーリーにハリソン・フォード主演の「心の旅」という映画があります。
これ、あまり知られてないけどハリソン・フォードの中ではすごく好きな作品です。
これはミステリーな部分はなくて、記憶を失ってしまった男と支える家族の苦悩と再生の感動物語だったと記憶してます。
ハリソン・フォード、魂のこもった熱演でした。

これを見ているので、アイムホームの設定を聞いて、うわあ、難役だなあ、と思いました。(ちなみに私はまだアイムホーム原作を読んでいません)

演技としては、戸惑い、孤独、苦悩と、どうにももどかしく複雑で繊細な感情表現を必要とされるだろうけど、年月を経てギフトとはまた違うアプローチをするであろう木村拓哉の演技がとても楽しみだ!ということで、
アイムホームへの私の期待度は急激に上方修正できたわけです。


アイムホームでは家族の記憶が消えただけでなく、さらに仮面というハードルが課せられていますよね。
愛も忘れてしまい(そもそも愛はあったのか?)家族が見知らぬ他人に見えるということもあるでしょうし、
不慮の事故による高次脳機能障害という設定なのですが、人間の脳は顔の認知に関してすごく優秀にできてるらしいので、それを司る部位になんらかの障害があると、人の表情が読めなくなるということがあっても不思議じゃないと思います。
(実際「相貌失認」という症状もあるみたいですね)

さらにハードルとなるのは、いくら相手が尽くしてくれても、顔が仮面なら、新たに関係を育むことも難しいということ。

仮面が怖いという感想を持つ方もいると思いますが、ちょっと待ってください!
一番怖い思いをしているのは家路久さんだと思います!(^_^;)
日々、仮面への脅えを押し隠す演技。
最高に笑えますが、久さんの身にもなってあげてください(^_^;)

その上、始まってみれば、ブラック久さんが物語を引っ張る、引っ張る!ヽ(^◇^*)/ ワーイ
上昇志向の強い冷徹で有能な男、離婚歴あり、打算的で遊び上手、女がほっておかない…
ブラック最高!ヽ(^◇^*)/ ワーイ

先妻が栄養ドリンク飲みながら精魂こめて書き上げ、やっと発行された本に、効率が悪いだの、挙句の果てはコーヒーのしみって!(。>0<。)
(ええと、あの辺の描写は、我が家あるあるで、さらに考えさせられるドラマになっちゃったんだけど、そこは置いといて(-_-;))

三話までで、ブラック久さんが強さと裏腹の脆さ・欠落を抱えた、人間くさい魅力的なオトコとして浮き上がってきて、非道な行いをしながらも、周りから憎み切られてはない理由もなんとなくわかってきたような気がしています。

狙った女はすぐモノにできるし、義父に見せたように外ヅラも結構いい。(最初は打算があったと思います)
実社会では一番成功しモテるタイプです。

高次脳機能障害で人格が変わる、能力が落ちる、ということも実際にあるようですね。
その場合は悪いほうに変わることが多いようですが、限りなく純真無垢なホワイトになっちゃったおかげで、ギフト、安堂ロイドに続く、一人二役が堪能できる!
一粒で二度美味しい!!←言っちゃった…(^_^;)


原作も優れているのだろうけど、とにかく脚本が丁寧で工夫されてて面白い!と思います。
こんなに視聴者が飽きやすい時代でなかったら、仮面の謎で最後まで引っ張れると思うのですが、一話完結で必ずカタルシスを得る展開に慣れちゃってる人がどうも増えているようなんですよねえ(´`)=3

あと、いわゆるキムタクドラマと言われてしまう一連の作品群(これに対してはそのうち語りたいと思います。否定するわけではないんですよ!)と比べると、どうしても暗い、地味だという印象をもたれてしまう。
実際、自分が傷つけた人たちと出会い、過去の自分に衝撃を受ける、久の孤独と苦悩はすさまじく、毎回泣いてますし(´_`。)

そこで、あまり視聴者を鬱にさせないためか、前向きなエピソードを挿入して、一話の中で昂揚感をきっちり作ってますが、
それがそんなに不自然に感じないのは、本末転倒にならずバランスがよいからだと思います。

爽快な音楽で前向きのまま終わるかと思いきや、久さんの暗めなモノローグに冷や水浴びせられ、どんなにハートウォーミングな展開になって、妻も子も仮面のまま。
ああ、これは今までと違うテイストのドラマなんだって、認識させられます。

複数のストーリーが並行してて、でもぐちゃぐちゃ複雑になる手前で、寄木細工みたいにうまく組み合わせてて、見事に中弛みが無い。

コアなファンや拓哉くん本人は暗い役、悪い役も見たい、やりたい。
一般の視聴者は、明るいキムタクの笑顔が好き。楽しくてわかりやすい話が好き、連続物だとわかってるけど、一話の中で爽快感が欲しい。
欲張るとだいたい裏目に出るものですが、破綻させずに両者の願いを叶えている、アイムホームの脚本は秀逸だと思います。

そして噛めば噛むほど味が出る。
最新の回を見ると、解けた謎に一話からリピしたくなりますよね!
あ、やっぱりここ伏線だったんだ!とわかるときの満足感、なんて美味しいの!(○`~´○)モグモグ

たとえば一話で椅子振り上げて 「ワケあって離れたけど…(ここのタメが好き!)…すばるはぼくの娘なんだ!!」っていうシーン。
久の心情が伝わって来てグッときたけど、三話を見て、その「ワケ」の部分がわかってくるとさらに切なくなります。

離婚の経緯の記憶はなくても、大切なものを失ってしまった喪失感は疼くように久さんの中に残っていたに違いない。

はい、何度も噛み締められる重層なドラマだと思います。

そして押し付けがましくなくて、こなれている。
ここ、一番好きなところかな。
大げさじゃなくて、自然に笑える、泣ける。
説教くさくないけど、身近な問題として身につまされる。
拓哉くんのナチュラルな演技に合った風合いの脚本と演出だと思います。

そして、いよいよ今日は第4話!!ウキウキ♪o(^-^ o )(o ^-^)oワクワク♪
回を追うごとに面白さと切なさと温かさと怖さが加速してきています!
鍵を開けるたびに自分が傷つけた人達と出会う自分探し。
戻せない時間にやるせなく流れる久さんの涙には胸がしめつけられます。

しかし、逃げずに自分と向き合うと決めている久さんの姿勢に、木村拓哉が重なり、胸が熱くなります。
そう、本人と重なるところがあるとすれば、ここです!

連続ドラマの新しい可能性を提示したアイムホーム。
たくさんの人に見てもらってドラマ界全体の起爆剤になれればいいと切に願います。

前に送ったものが少々バカっぽかったので(^_^;) 硬めのものも書いてみました。
送ったものは少し削っています


滑らかに動き、無駄なく闘うアンドロイドを描き、ギクシャク動きカクカク喋るというお茶の間のアンドロイド(ロボット?)の概念を根本から変えた。100年後の未来から来たアンドロイドがより人間に近い姿や行動をしていても全く不思議ではないと気づかせてくれた。
現代にダウンロードされ5Dプリンターによりプリントアウトされたアンドロイドであり、自己治癒機能も持つ点など、細かい設定でお茶の間に新鮮な驚きを提供した。

また、アンドロイドが夢を見たり肉を味わったり嫉妬し涙を流す姿を描き、きわめて能力が高い人工知能には、記憶メモリーの蓄積から細やかな感情が自然発生するという可能性を物語の中で無理なく描いた。

人間よりはるかに進化した人工知能が意志を持って人間を支配し、横暴極まりない独裁者となるさまを描き、科学技術が一人歩きして暴走するともはや人間には制御できない結果となることを現代への皮肉をこめて描き、私たちの未来に重大な警告を投げかけた。

近年、ここまで革新的なドラマがあったでしょうか?
家族団らんで観るであろう日曜9時という枠に主人公は闘うアンドロイドというまさかの本格的SFアクション作品が登場。主演はメインストリームど真ん中の木村拓哉という異色の合わせ技。オタクな学者と兵器として消耗される宿命のアンドロイドの2役に挑み、魅力的な笑顔を封印して果敢なアクションを披露し、敵をなぎ倒す木村拓哉と、難解なSF設定に、初回はファンの反応も二分されたとか?
しかし、基調となるのはラブストーリーであり、キッチュな感覚、想いの素粒子などロマンチックな台詞、青っぽい映像など細部に至るこだわりに、従来のキムタクドラマとは一線を画す熱狂的なカルト人気を生み、Twitterは盛り上がり、映画化を待ち望むファンは今も多数。
ロイド、サプリなどブレードランナーのレプリカントを髣髴させるキャラクターや、アシモフ、星新一などSF作家にちなむ名付け、虐殺器官などのワードも登場して、SFオマージュはてんこ盛り。
感情が芽生えるアンドロイドの設定にSFファンからも賛否ありましたが、放送終了後、戦闘用アンドロイドや感情認識機能をもつPepperくんの登場などで、実は時代を先取りしていたことも判明。
人口爆発、食糧危機、指導者の独善、科学の暴走など、現代の私たちも直面している深刻な問題提起を盛り込み、視聴者はお茶の間から100年後の未来への責任に想いを馳せたのでした。
個人的にはSF界あげてこの作品を応援し、SFへの興味を喚起する大チャンスであったと、思うのですが、そのような動きは感じられず、たいへん惜しいことをしました。今からでも遅くはないので、この賞により映画化への動きを後押しすべきでは!!