戻せない時間~「アイムホーム」三話までの感想
2015年5月7日 TV コメント (3)ずっと気にかかってはいたのだけど、バタバタに追われて、なんと4ヶ月近くもブログを書いていなかった!
もうブロガー(笑)としては忘れ去られていることと思われますが、
皆さんどうもこんにちは(^_^;)
ログインできてよかったあε=(・o・*) フゥ ←そこw
やはり今日はアイムホーム第4話の前に、ここまでの感想を書いておかなければ!と意を決してPCに向かっております!
アイムホームほど、最初流れてきた噂と実際の作品のテイストに落差があったドラマも珍しいんじゃないでしょうかね。
忘れちゃったけど、「半沢の二匹目どじょう狙いのキムタクが望んだ銀行員ドラマ。同じじゃ困るのでマンガ原作持ってきた」的な言われようされてませんでした?
正しい情報も混ざってるので、リークなんだろうけど、それにしてもずいぶん頭の悪いリークですこと(・3・)ブー
もし拓哉くんが望んだとすれば、ロイド以上のハードル、自分をそこに置いたらどう化学反応が起こるのか、ワクワクするような脚本じゃないのかな?
脱キムタクとか脱皮?とか言われてるけど、別にそんな意識なんかなく、
ただ、せっかくの転校先。
既視感のあるドラマではなく、新鮮で見たことのないものづくりを望んだんじゃないか、なんて想像してます。
そして来たのが、自分探しホームミステリードラマ!(確かに見たことないかも!)
「自分探し」というテーマで言えば、ギフトもそうだし、アルジャーノンやイグアナの娘の系譜の父親版であるのかなあ、と思います。
似たストーリーにハリソン・フォード主演の「心の旅」という映画があります。
これ、あまり知られてないけどハリソン・フォードの中ではすごく好きな作品です。
これはミステリーな部分はなくて、記憶を失ってしまった男と支える家族の苦悩と再生の感動物語だったと記憶してます。
ハリソン・フォード、魂のこもった熱演でした。
これを見ているので、アイムホームの設定を聞いて、うわあ、難役だなあ、と思いました。(ちなみに私はまだアイムホーム原作を読んでいません)
演技としては、戸惑い、孤独、苦悩と、どうにももどかしく複雑で繊細な感情表現を必要とされるだろうけど、年月を経てギフトとはまた違うアプローチをするであろう木村拓哉の演技がとても楽しみだ!ということで、
アイムホームへの私の期待度は急激に上方修正できたわけです。
アイムホームでは家族の記憶が消えただけでなく、さらに仮面というハードルが課せられていますよね。
愛も忘れてしまい(そもそも愛はあったのか?)家族が見知らぬ他人に見えるということもあるでしょうし、
不慮の事故による高次脳機能障害という設定なのですが、人間の脳は顔の認知に関してすごく優秀にできてるらしいので、それを司る部位になんらかの障害があると、人の表情が読めなくなるということがあっても不思議じゃないと思います。
(実際「相貌失認」という症状もあるみたいですね)
さらにハードルとなるのは、いくら相手が尽くしてくれても、顔が仮面なら、新たに関係を育むことも難しいということ。
仮面が怖いという感想を持つ方もいると思いますが、ちょっと待ってください!
一番怖い思いをしているのは家路久さんだと思います!(^_^;)
日々、仮面への脅えを押し隠す演技。
最高に笑えますが、久さんの身にもなってあげてください(^_^;)
その上、始まってみれば、ブラック久さんが物語を引っ張る、引っ張る!ヽ(^◇^*)/ ワーイ
上昇志向の強い冷徹で有能な男、離婚歴あり、打算的で遊び上手、女がほっておかない…
ブラック最高!ヽ(^◇^*)/ ワーイ
先妻が栄養ドリンク飲みながら精魂こめて書き上げ、やっと発行された本に、効率が悪いだの、挙句の果てはコーヒーのしみって!(。>0<。)
(ええと、あの辺の描写は、我が家あるあるで、さらに考えさせられるドラマになっちゃったんだけど、そこは置いといて(-_-;))
三話までで、ブラック久さんが強さと裏腹の脆さ・欠落を抱えた、人間くさい魅力的なオトコとして浮き上がってきて、非道な行いをしながらも、周りから憎み切られてはない理由もなんとなくわかってきたような気がしています。
狙った女はすぐモノにできるし、義父に見せたように外ヅラも結構いい。(最初は打算があったと思います)
実社会では一番成功しモテるタイプです。
高次脳機能障害で人格が変わる、能力が落ちる、ということも実際にあるようですね。
その場合は悪いほうに変わることが多いようですが、限りなく純真無垢なホワイトになっちゃったおかげで、ギフト、安堂ロイドに続く、一人二役が堪能できる!
一粒で二度美味しい!!←言っちゃった…(^_^;)
原作も優れているのだろうけど、とにかく脚本が丁寧で工夫されてて面白い!と思います。
こんなに視聴者が飽きやすい時代でなかったら、仮面の謎で最後まで引っ張れると思うのですが、一話完結で必ずカタルシスを得る展開に慣れちゃってる人がどうも増えているようなんですよねえ(´`)=3
あと、いわゆるキムタクドラマと言われてしまう一連の作品群(これに対してはそのうち語りたいと思います。否定するわけではないんですよ!)と比べると、どうしても暗い、地味だという印象をもたれてしまう。
実際、自分が傷つけた人たちと出会い、過去の自分に衝撃を受ける、久の孤独と苦悩はすさまじく、毎回泣いてますし(´_`。)
そこで、あまり視聴者を鬱にさせないためか、前向きなエピソードを挿入して、一話の中で昂揚感をきっちり作ってますが、
それがそんなに不自然に感じないのは、本末転倒にならずバランスがよいからだと思います。
爽快な音楽で前向きのまま終わるかと思いきや、久さんの暗めなモノローグに冷や水浴びせられ、どんなにハートウォーミングな展開になって、妻も子も仮面のまま。
ああ、これは今までと違うテイストのドラマなんだって、認識させられます。
複数のストーリーが並行してて、でもぐちゃぐちゃ複雑になる手前で、寄木細工みたいにうまく組み合わせてて、見事に中弛みが無い。
コアなファンや拓哉くん本人は暗い役、悪い役も見たい、やりたい。
一般の視聴者は、明るいキムタクの笑顔が好き。楽しくてわかりやすい話が好き、連続物だとわかってるけど、一話の中で爽快感が欲しい。
欲張るとだいたい裏目に出るものですが、破綻させずに両者の願いを叶えている、アイムホームの脚本は秀逸だと思います。
そして噛めば噛むほど味が出る。
最新の回を見ると、解けた謎に一話からリピしたくなりますよね!
あ、やっぱりここ伏線だったんだ!とわかるときの満足感、なんて美味しいの!(○`~´○)モグモグ
たとえば一話で椅子振り上げて 「ワケあって離れたけど…(ここのタメが好き!)…すばるはぼくの娘なんだ!!」っていうシーン。
久の心情が伝わって来てグッときたけど、三話を見て、その「ワケ」の部分がわかってくるとさらに切なくなります。
離婚の経緯の記憶はなくても、大切なものを失ってしまった喪失感は疼くように久さんの中に残っていたに違いない。
はい、何度も噛み締められる重層なドラマだと思います。
そして押し付けがましくなくて、こなれている。
ここ、一番好きなところかな。
大げさじゃなくて、自然に笑える、泣ける。
説教くさくないけど、身近な問題として身につまされる。
拓哉くんのナチュラルな演技に合った風合いの脚本と演出だと思います。
そして、いよいよ今日は第4話!!ウキウキ♪o(^-^ o )(o ^-^)oワクワク♪
回を追うごとに面白さと切なさと温かさと怖さが加速してきています!
鍵を開けるたびに自分が傷つけた人達と出会う自分探し。
戻せない時間にやるせなく流れる久さんの涙には胸がしめつけられます。
しかし、逃げずに自分と向き合うと決めている久さんの姿勢に、木村拓哉が重なり、胸が熱くなります。
そう、本人と重なるところがあるとすれば、ここです!
連続ドラマの新しい可能性を提示したアイムホーム。
たくさんの人に見てもらってドラマ界全体の起爆剤になれればいいと切に願います。
もうブロガー(笑)としては忘れ去られていることと思われますが、
皆さんどうもこんにちは(^_^;)
ログインできてよかったあε=(・o・*) フゥ ←そこw
やはり今日はアイムホーム第4話の前に、ここまでの感想を書いておかなければ!と意を決してPCに向かっております!
アイムホームほど、最初流れてきた噂と実際の作品のテイストに落差があったドラマも珍しいんじゃないでしょうかね。
忘れちゃったけど、「半沢の二匹目どじょう狙いのキムタクが望んだ銀行員ドラマ。同じじゃ困るのでマンガ原作持ってきた」的な言われようされてませんでした?
正しい情報も混ざってるので、リークなんだろうけど、それにしてもずいぶん頭の悪いリークですこと(・3・)ブー
もし拓哉くんが望んだとすれば、ロイド以上のハードル、自分をそこに置いたらどう化学反応が起こるのか、ワクワクするような脚本じゃないのかな?
脱キムタクとか脱皮?とか言われてるけど、別にそんな意識なんかなく、
ただ、せっかくの転校先。
既視感のあるドラマではなく、新鮮で見たことのないものづくりを望んだんじゃないか、なんて想像してます。
そして来たのが、自分探しホームミステリードラマ!(確かに見たことないかも!)
「自分探し」というテーマで言えば、ギフトもそうだし、アルジャーノンやイグアナの娘の系譜の父親版であるのかなあ、と思います。
似たストーリーにハリソン・フォード主演の「心の旅」という映画があります。
これ、あまり知られてないけどハリソン・フォードの中ではすごく好きな作品です。
これはミステリーな部分はなくて、記憶を失ってしまった男と支える家族の苦悩と再生の感動物語だったと記憶してます。
ハリソン・フォード、魂のこもった熱演でした。
これを見ているので、アイムホームの設定を聞いて、うわあ、難役だなあ、と思いました。(ちなみに私はまだアイムホーム原作を読んでいません)
演技としては、戸惑い、孤独、苦悩と、どうにももどかしく複雑で繊細な感情表現を必要とされるだろうけど、年月を経てギフトとはまた違うアプローチをするであろう木村拓哉の演技がとても楽しみだ!ということで、
アイムホームへの私の期待度は急激に上方修正できたわけです。
アイムホームでは家族の記憶が消えただけでなく、さらに仮面というハードルが課せられていますよね。
愛も忘れてしまい(そもそも愛はあったのか?)家族が見知らぬ他人に見えるということもあるでしょうし、
不慮の事故による高次脳機能障害という設定なのですが、人間の脳は顔の認知に関してすごく優秀にできてるらしいので、それを司る部位になんらかの障害があると、人の表情が読めなくなるということがあっても不思議じゃないと思います。
(実際「相貌失認」という症状もあるみたいですね)
さらにハードルとなるのは、いくら相手が尽くしてくれても、顔が仮面なら、新たに関係を育むことも難しいということ。
仮面が怖いという感想を持つ方もいると思いますが、ちょっと待ってください!
一番怖い思いをしているのは家路久さんだと思います!(^_^;)
日々、仮面への脅えを押し隠す演技。
最高に笑えますが、久さんの身にもなってあげてください(^_^;)
その上、始まってみれば、ブラック久さんが物語を引っ張る、引っ張る!ヽ(^◇^*)/ ワーイ
上昇志向の強い冷徹で有能な男、離婚歴あり、打算的で遊び上手、女がほっておかない…
ブラック最高!ヽ(^◇^*)/ ワーイ
先妻が栄養ドリンク飲みながら精魂こめて書き上げ、やっと発行された本に、効率が悪いだの、挙句の果てはコーヒーのしみって!(。>0<。)
(ええと、あの辺の描写は、我が家あるあるで、さらに考えさせられるドラマになっちゃったんだけど、そこは置いといて(-_-;))
三話までで、ブラック久さんが強さと裏腹の脆さ・欠落を抱えた、人間くさい魅力的なオトコとして浮き上がってきて、非道な行いをしながらも、周りから憎み切られてはない理由もなんとなくわかってきたような気がしています。
狙った女はすぐモノにできるし、義父に見せたように外ヅラも結構いい。(最初は打算があったと思います)
実社会では一番成功しモテるタイプです。
高次脳機能障害で人格が変わる、能力が落ちる、ということも実際にあるようですね。
その場合は悪いほうに変わることが多いようですが、限りなく純真無垢なホワイトになっちゃったおかげで、ギフト、安堂ロイドに続く、一人二役が堪能できる!
一粒で二度美味しい!!←言っちゃった…(^_^;)
原作も優れているのだろうけど、とにかく脚本が丁寧で工夫されてて面白い!と思います。
こんなに視聴者が飽きやすい時代でなかったら、仮面の謎で最後まで引っ張れると思うのですが、一話完結で必ずカタルシスを得る展開に慣れちゃってる人がどうも増えているようなんですよねえ(´`)=3
あと、いわゆるキムタクドラマと言われてしまう一連の作品群(これに対してはそのうち語りたいと思います。否定するわけではないんですよ!)と比べると、どうしても暗い、地味だという印象をもたれてしまう。
実際、自分が傷つけた人たちと出会い、過去の自分に衝撃を受ける、久の孤独と苦悩はすさまじく、毎回泣いてますし(´_`。)
そこで、あまり視聴者を鬱にさせないためか、前向きなエピソードを挿入して、一話の中で昂揚感をきっちり作ってますが、
それがそんなに不自然に感じないのは、本末転倒にならずバランスがよいからだと思います。
爽快な音楽で前向きのまま終わるかと思いきや、久さんの暗めなモノローグに冷や水浴びせられ、どんなにハートウォーミングな展開になって、妻も子も仮面のまま。
ああ、これは今までと違うテイストのドラマなんだって、認識させられます。
複数のストーリーが並行してて、でもぐちゃぐちゃ複雑になる手前で、寄木細工みたいにうまく組み合わせてて、見事に中弛みが無い。
コアなファンや拓哉くん本人は暗い役、悪い役も見たい、やりたい。
一般の視聴者は、明るいキムタクの笑顔が好き。楽しくてわかりやすい話が好き、連続物だとわかってるけど、一話の中で爽快感が欲しい。
欲張るとだいたい裏目に出るものですが、破綻させずに両者の願いを叶えている、アイムホームの脚本は秀逸だと思います。
そして噛めば噛むほど味が出る。
最新の回を見ると、解けた謎に一話からリピしたくなりますよね!
あ、やっぱりここ伏線だったんだ!とわかるときの満足感、なんて美味しいの!(○`~´○)モグモグ
たとえば一話で椅子振り上げて 「ワケあって離れたけど…(ここのタメが好き!)…すばるはぼくの娘なんだ!!」っていうシーン。
久の心情が伝わって来てグッときたけど、三話を見て、その「ワケ」の部分がわかってくるとさらに切なくなります。
離婚の経緯の記憶はなくても、大切なものを失ってしまった喪失感は疼くように久さんの中に残っていたに違いない。
はい、何度も噛み締められる重層なドラマだと思います。
そして押し付けがましくなくて、こなれている。
ここ、一番好きなところかな。
大げさじゃなくて、自然に笑える、泣ける。
説教くさくないけど、身近な問題として身につまされる。
拓哉くんのナチュラルな演技に合った風合いの脚本と演出だと思います。
そして、いよいよ今日は第4話!!ウキウキ♪o(^-^ o )(o ^-^)oワクワク♪
回を追うごとに面白さと切なさと温かさと怖さが加速してきています!
鍵を開けるたびに自分が傷つけた人達と出会う自分探し。
戻せない時間にやるせなく流れる久さんの涙には胸がしめつけられます。
しかし、逃げずに自分と向き合うと決めている久さんの姿勢に、木村拓哉が重なり、胸が熱くなります。
そう、本人と重なるところがあるとすれば、ここです!
連続ドラマの新しい可能性を提示したアイムホーム。
たくさんの人に見てもらってドラマ界全体の起爆剤になれればいいと切に願います。
コメント
私が思っていても上手く言葉にできないことをキチンと表現してくれてるわ!
とにかくアイムホームは脚本がよく出来ている!1話完結のわかりやすいドラマに慣れてしまった人のために毎回謎が一つ解けたり、笑える場面もあったり。暗くなりすぎずにバランスがいい。それでもいわゆる「キムタクドラマ」を求めている人には物足りないかもしれないかもしれないけど、回を重ねるたびに久さんという人が浮かび上がってきて飽きさせない。本当に楽しみなドラマだよね。
アイムホームの感想、毎回ブログでたっぷり書いてね!
ある方のツイートでsatomiさんのブログを知りました。
3話までの感想、すごい!おっしゃる通りです。
私も原作読んでいませんが、これはすごく難役ですよね。
久は関係する相手の心理を常に読み通しながら生きて
いかなくてなりません。ですから自分の名前を呼ばれる毎に
ビクッとしてますし(ここも木村さん、上手いです)、
自分だったらとても耐えられないかも、です。
でもドラマは決して暗くなりすぎず、いろいろなシーンを
織り交ぜながらバランスを取っているので、見る方も
いろいろな感情を味わいながら楽しめます。
そしてこの作品は木村拓哉でなければ、ここまでのレベルには
到達出来なかったと思いますので、テレ朝さんお目が高かった。
きっと完結した暁にはロイドと並ぶ名作になっているような
予感がします。
(木村さんのドラマでは一般的に数字が低めの作品の方が佳作が
多いと思っています)
クリミナル・マインド、私も大好きです。
実はシャーロック・ホームズ3も今日始まるので
心配したのですが、1時間あちらが遅いです。
良かった、重ならなくて(笑)!
またお邪魔させて下さいませ。
本当にアイムホームの脚本はバランスがいいですよね!
中途半端と言う人もいるかもしれないけど、最終的には、いろんな要素が昇華されて、見たことのない高みに連れて行ってくれると確信しています!
いつ更新されるかわからないようなブログですが、
更新した暁にはまた読んでくださいまし!