音楽の日!
次のお仕事に恋焦がれる身にはつらい、「ちょっとオフモードに入ってしまったのかしら?」と思わせる拓哉くんでしたが、天然つよしにゴミ投げられても(爆)笑顔満載でかわいかったですね!
ドラマ紹介で「もう終わっちゃった」と不満げだったのは、スルーされた不憫なロイドのことを思いやってくれたからだと、親心で解釈しております。←「誰が親だ」byロイド
TBSでうえぴに会ったかなあ??会ってるといいなー
そして、昨日の「動」とは対照的な、「静」の木村拓哉も最近目撃してきました。
先日、雨の中、上田義彦さんの写真展に行って来たのです。
拓哉くんの写真は2点のみ。
しかし、広告ではなくアート作品としての木村拓哉の静謐な美が、そこにありました。
まず目に入るのが、金色の額縁に入って、鮮やかな水色を背景に屹立する、肖像画のような木村拓哉。
もう1点は、現代に生まれ変わった信長さまが、たけしさんと対になって、停まった車から、失われたものを想うかのように、物静かに遠くを見つめていました。
とにかく見開き2ページしか載ってない高価な分厚い写真集が欲しくなるほど、他のどの写真も素晴らしかったです。
「眠れる森」を想わせるような神秘的な森の写真とか、大好き。
拓哉くんが若いときに森の中で裸体撮ってほしかったかもー!←そこ
残念なのは膨大な映像作品が時間不足で見きれなかったこと。CM作品もあるのですが、なにが入っているかはスタッフさんも把握しきれてないそうです。
写真家・上田義彦さんの35年。 http://1101.jp/1GRpQuS
さてさて、ようやくアイムホームのリピができました。
今ごろか!と思われるでしょうけど、私、わりと脳内に映像イメージ残りやすいのか(逆にいえばキャパが少なくてすぐイメージでいっぱいになる)、強烈な印象を刻まれるとそれで飽和状態になってしまって、リピの必要ないというか、リピできなくなるというか。
あと、もうひとつリピできない理由があって。
とにかくブラック久さんのあまりの吸引力に怖くなってしまったんです。
脚本と木村拓哉の緻密な演技によって、異様なまでにリアルに造型されている、ブラック久。
ステレオタイプの悪の権化としては描かれていないとこがかえって現実的で怖いんです。
滅多に出逢えないけど、たまーにいるもん。
刃物のように怜悧なデキるオトコ。
自信たっぷりに言葉を切り捨てるオトコ。
妙に目に光があって、男も女も思わず言うなりになってしまうオトコ。
色気とかセクシーを超越して、もう「色悪」特有の体温とか匂いとか映像から感じてしまって、くらくら眩暈がして、怖い怖いヽ(lll´Д`)
そう、もしかしたら、私がまだ小娘の頃からずっと惹かれてて、絶対手に負える相手ではないから、好きになったりしないよう避けて避けて避けて避けて!(くどい)通ってたタイプのオトコなのかもしれません。
(その割に、ブラック要素のあるオトコと結婚しちゃったぜ(爆))
そして最終回に来て、はじめて仮面妻、恵に同情というか、共感しましたよ。
アイムホームの脚本の構成は、もともとそういうつくりだったと思うので、
別に私、薄情じゃないですよね?(^_^;)
自信たっぷりな、クールでかっこいい最強のオトコが、チラッと見せた寂しげな表情。
その弱さ、脆さ、もしかすると私だけに見せた?
母性本能が疼きだします。傷があるなら癒してあげたい、と。
そこはもうお茶の子さいさい。
そのギャップこそ、久のブラックホール・テクニックだと気づかないまま、お嬢さん育ちの恵はものの見事に罠に嵌まり、結婚までしてしまいます。
バツイチなのか、元からシングルマザーで生きる選択をしていたのかわからないけど、それなりの人生経験を積んだ香さんより、ずっとたやすく落せたはずです。
うんうん、子ども生まれたら変わるかもって思うんだよねー
チッチッチッ、甘い甘い。(*・д・)b゛
でも気持ちわかっちゃうぞっ(^_^;)
ブラック久さんの最大の特徴は、強烈な疑心暗鬼とエゴと執着ですかね。
自分も簡単に人を裏切っちゃうから、疑心暗鬼はわかりますね。
そのくせ、別れるとなると執着するのは、愛情よりも、失うのは怖い、捨てられるのはイヤだー!ってことなのかなあ。
お父さんに捨てられちゃったトラウマがあるから。
だから、お父さんのいないすばるにはやさしかったのかもしれませんね。
そんな憎たらしいブラック久さんは爆発のいまわの際に、強烈な人生への執着をホワイト久さんに託したのでは、と思うんです。
たとえブラックな自我を捨てても。
きっと彼なりにうすうす「俺はなにかが間違っていた」とは感じていたのかもしれませんね。
しかしその答えは容易には見つかりませんでした。
そして、最終回の白と黒の対峙シーンに至ります。これ白眉でしたよねえ。
別人ではなく同じ人間を演じ分けるという究極のカオス。
演技が下手な人というより、主役として画面を持たせる覚悟の足りない人であれば、ここ私は絶対笑ってしまうところですが、強靭なまでにダンディな鎧で固めたブラック久さまが圧倒的迫力でグイグイと引っ張り、洗練された仕草でためらうことなく過去メモを燃やしてしまい、もう畏怖しかありません。
選択をホワイトに託して、不敵に笑い、消えるブラック。
(消えたの?吸収されたの?)
ここからがもうひとりの久の圧巻の演技シーンです。
リハビリ場面もそうですが、病院で這いずり回る久さん、私には微塵もかっこよく見えません。
ということは拓哉くんじゃない、キムタク要素ゼロ(というかマイナス)なんです。
やつれきって必死な入院患者の家路久にしか見えないんです。
なぜ仮面は最後にはずれたのでしょうか。
月並みだけど、愛の力?
私が思ったのは、心やさしいホワイトになっても結構自分のことで精一杯だった久が、初めて真摯に恵の側に立って、その想いを共有しようともがいていたのが、病院廊下からのシーンだったような。
自分も鎧を脱いで仮面を取らないと、他人の気持ちに共感なんかできない=表情が読めなくなる=仮面に見える、という解釈でよいのかな?
サポーターやコルセットは、リハビリを献身的に支えていた証拠品なんですね。
まあ、ミッチー先生にはあのビデオなんで最初に見せなかったのか、突っ込みたいところではあります ( ̄∇ ̄;)
とにかくこの最終回、火事や白黒対峙の演出や撮影、伏線の回収盛り込んだ編集、大変だったろうなあと思いました。
徹夜でがんばった監督やスタッフにほんと感謝したいですね。
久の想いの熱さが伝わったかのように仮面が溶けていく、肝となるCGも短い時間で仕上げたのであろうに自然で見事でした!
仮面が溶けていったあとの恵=上戸彩ちゃんのすっぴんの泣き笑いが最高に可愛かったと評判ですよね。
ほんとベストキャストだったと思います。
そして西田敏行さん。
今まで私が見た中でのベストオブ西田さんでした!
人生捨ててるととぼけながら、清濁を併せ呑む熟年男のずるさ、哀しさの軽妙で洒脱で枯れた表現、素晴らしかったです。
そんな人に今回「役者・木村拓哉を見た」と言ってもらえて拓哉くんは幸せ者だと、つくづく思います。
アイムホームはすべての回と登場人物の矢印が一直線に最終回を目指していたドラマでした。
それは当たり前のようで、過程でも結果出してかなきゃいけない連ドラでは難しいことだと思います。
最近は特に視聴者が短気になっているせいか、山場を無理やり前半や中盤に持って来て、とってつけたような最終回を見せられることも多いように感じます。
良質な原作があって、そのテーマを尊重した秀逸な脚色ができていて、優秀なスタッフの献身がないと実現できなかったのが、アイムホームの最終回だと思います。
そのなかで演者はおのおのの役割を果たし、役者冥利に尽きる仕事ができていました。
何より一番うれしいのは、テレ朝さんが安易に数字求めず、役者・木村拓哉の先を見据えて、高いハードルの企画を用意してくれたこと。
あの難しい内容でも最後は視聴者を惹きつけられると木村拓哉を信じてくれたこと。
最終回の高視聴率、テレ朝さんに心から「おめでとう」と言いたい。
そりゃ好きなドラマは「アイムホーム」って言いますよ。
ただいまって言いたくなるよ。
テレ朝さん、次は色悪ブラックさんでノワールやりましょう。
時代劇でもいいし(人´Д`*)
とにかくブラックキャラで悪徳な役見たい。
松本清張の「わるいやつら」とかどうですか!( •̀ .̫ •́ )✧
次のお仕事に恋焦がれる身にはつらい、「ちょっとオフモードに入ってしまったのかしら?」と思わせる拓哉くんでしたが、天然つよしにゴミ投げられても(爆)笑顔満載でかわいかったですね!
ドラマ紹介で「もう終わっちゃった」と不満げだったのは、スルーされた不憫なロイドのことを思いやってくれたからだと、親心で解釈しております。←「誰が親だ」byロイド
TBSでうえぴに会ったかなあ??会ってるといいなー
そして、昨日の「動」とは対照的な、「静」の木村拓哉も最近目撃してきました。
先日、雨の中、上田義彦さんの写真展に行って来たのです。
拓哉くんの写真は2点のみ。
しかし、広告ではなくアート作品としての木村拓哉の静謐な美が、そこにありました。
まず目に入るのが、金色の額縁に入って、鮮やかな水色を背景に屹立する、肖像画のような木村拓哉。
もう1点は、現代に生まれ変わった信長さまが、たけしさんと対になって、停まった車から、失われたものを想うかのように、物静かに遠くを見つめていました。
とにかく見開き2ページしか載ってない高価な分厚い写真集が欲しくなるほど、他のどの写真も素晴らしかったです。
「眠れる森」を想わせるような神秘的な森の写真とか、大好き。
拓哉くんが若いときに森の中で裸体撮ってほしかったかもー!←そこ
残念なのは膨大な映像作品が時間不足で見きれなかったこと。CM作品もあるのですが、なにが入っているかはスタッフさんも把握しきれてないそうです。
写真家・上田義彦さんの35年。 http://1101.jp/1GRpQuS
さてさて、ようやくアイムホームのリピができました。
今ごろか!と思われるでしょうけど、私、わりと脳内に映像イメージ残りやすいのか(逆にいえばキャパが少なくてすぐイメージでいっぱいになる)、強烈な印象を刻まれるとそれで飽和状態になってしまって、リピの必要ないというか、リピできなくなるというか。
あと、もうひとつリピできない理由があって。
とにかくブラック久さんのあまりの吸引力に怖くなってしまったんです。
脚本と木村拓哉の緻密な演技によって、異様なまでにリアルに造型されている、ブラック久。
ステレオタイプの悪の権化としては描かれていないとこがかえって現実的で怖いんです。
滅多に出逢えないけど、たまーにいるもん。
刃物のように怜悧なデキるオトコ。
自信たっぷりに言葉を切り捨てるオトコ。
妙に目に光があって、男も女も思わず言うなりになってしまうオトコ。
色気とかセクシーを超越して、もう「色悪」特有の体温とか匂いとか映像から感じてしまって、くらくら眩暈がして、怖い怖いヽ(lll´Д`)
そう、もしかしたら、私がまだ小娘の頃からずっと惹かれてて、絶対手に負える相手ではないから、好きになったりしないよう避けて避けて避けて避けて!(くどい)通ってたタイプのオトコなのかもしれません。
(その割に、ブラック要素のあるオトコと結婚しちゃったぜ(爆))
そして最終回に来て、はじめて仮面妻、恵に同情というか、共感しましたよ。
アイムホームの脚本の構成は、もともとそういうつくりだったと思うので、
別に私、薄情じゃないですよね?(^_^;)
自信たっぷりな、クールでかっこいい最強のオトコが、チラッと見せた寂しげな表情。
その弱さ、脆さ、もしかすると私だけに見せた?
母性本能が疼きだします。傷があるなら癒してあげたい、と。
そこはもうお茶の子さいさい。
そのギャップこそ、久のブラックホール・テクニックだと気づかないまま、お嬢さん育ちの恵はものの見事に罠に嵌まり、結婚までしてしまいます。
バツイチなのか、元からシングルマザーで生きる選択をしていたのかわからないけど、それなりの人生経験を積んだ香さんより、ずっとたやすく落せたはずです。
うんうん、子ども生まれたら変わるかもって思うんだよねー
チッチッチッ、甘い甘い。(*・д・)b゛
でも気持ちわかっちゃうぞっ(^_^;)
ブラック久さんの最大の特徴は、強烈な疑心暗鬼とエゴと執着ですかね。
自分も簡単に人を裏切っちゃうから、疑心暗鬼はわかりますね。
そのくせ、別れるとなると執着するのは、愛情よりも、失うのは怖い、捨てられるのはイヤだー!ってことなのかなあ。
お父さんに捨てられちゃったトラウマがあるから。
だから、お父さんのいないすばるにはやさしかったのかもしれませんね。
そんな憎たらしいブラック久さんは爆発のいまわの際に、強烈な人生への執着をホワイト久さんに託したのでは、と思うんです。
たとえブラックな自我を捨てても。
きっと彼なりにうすうす「俺はなにかが間違っていた」とは感じていたのかもしれませんね。
しかしその答えは容易には見つかりませんでした。
そして、最終回の白と黒の対峙シーンに至ります。これ白眉でしたよねえ。
別人ではなく同じ人間を演じ分けるという究極のカオス。
演技が下手な人というより、主役として画面を持たせる覚悟の足りない人であれば、ここ私は絶対笑ってしまうところですが、強靭なまでにダンディな鎧で固めたブラック久さまが圧倒的迫力でグイグイと引っ張り、洗練された仕草でためらうことなく過去メモを燃やしてしまい、もう畏怖しかありません。
選択をホワイトに託して、不敵に笑い、消えるブラック。
(消えたの?吸収されたの?)
ここからがもうひとりの久の圧巻の演技シーンです。
リハビリ場面もそうですが、病院で這いずり回る久さん、私には微塵もかっこよく見えません。
ということは拓哉くんじゃない、キムタク要素ゼロ(というかマイナス)なんです。
やつれきって必死な入院患者の家路久にしか見えないんです。
なぜ仮面は最後にはずれたのでしょうか。
月並みだけど、愛の力?
私が思ったのは、心やさしいホワイトになっても結構自分のことで精一杯だった久が、初めて真摯に恵の側に立って、その想いを共有しようともがいていたのが、病院廊下からのシーンだったような。
自分も鎧を脱いで仮面を取らないと、他人の気持ちに共感なんかできない=表情が読めなくなる=仮面に見える、という解釈でよいのかな?
サポーターやコルセットは、リハビリを献身的に支えていた証拠品なんですね。
まあ、ミッチー先生にはあのビデオなんで最初に見せなかったのか、突っ込みたいところではあります ( ̄∇ ̄;)
とにかくこの最終回、火事や白黒対峙の演出や撮影、伏線の回収盛り込んだ編集、大変だったろうなあと思いました。
徹夜でがんばった監督やスタッフにほんと感謝したいですね。
久の想いの熱さが伝わったかのように仮面が溶けていく、肝となるCGも短い時間で仕上げたのであろうに自然で見事でした!
仮面が溶けていったあとの恵=上戸彩ちゃんのすっぴんの泣き笑いが最高に可愛かったと評判ですよね。
ほんとベストキャストだったと思います。
そして西田敏行さん。
今まで私が見た中でのベストオブ西田さんでした!
人生捨ててるととぼけながら、清濁を併せ呑む熟年男のずるさ、哀しさの軽妙で洒脱で枯れた表現、素晴らしかったです。
そんな人に今回「役者・木村拓哉を見た」と言ってもらえて拓哉くんは幸せ者だと、つくづく思います。
アイムホームはすべての回と登場人物の矢印が一直線に最終回を目指していたドラマでした。
それは当たり前のようで、過程でも結果出してかなきゃいけない連ドラでは難しいことだと思います。
最近は特に視聴者が短気になっているせいか、山場を無理やり前半や中盤に持って来て、とってつけたような最終回を見せられることも多いように感じます。
良質な原作があって、そのテーマを尊重した秀逸な脚色ができていて、優秀なスタッフの献身がないと実現できなかったのが、アイムホームの最終回だと思います。
そのなかで演者はおのおのの役割を果たし、役者冥利に尽きる仕事ができていました。
何より一番うれしいのは、テレ朝さんが安易に数字求めず、役者・木村拓哉の先を見据えて、高いハードルの企画を用意してくれたこと。
あの難しい内容でも最後は視聴者を惹きつけられると木村拓哉を信じてくれたこと。
最終回の高視聴率、テレ朝さんに心から「おめでとう」と言いたい。
そりゃ好きなドラマは「アイムホーム」って言いますよ。
ただいまって言いたくなるよ。
テレ朝さん、次は色悪ブラックさんでノワールやりましょう。
時代劇でもいいし(人´Д`*)
とにかくブラックキャラで悪徳な役見たい。
松本清張の「わるいやつら」とかどうですか!( •̀ .̫ •́ )✧
コメント
(笑)
心の中にあるけど、うまく言葉に出来ない部分、ってのかな、そーゆーのを書いてくれてて、改めてさとみちゃんの文才にありがとう〜って感じです。
なんとなく思ってた事や、全然考え付かなかった事全部書き表してくださってありがとう。
Twitterもフォローさせていただいて読ませていただいてます。
これからも読ませてくださいね。
とても励みになります。
また、そのうち、発作的に(爆)書くと思いますので、そのときはよろしくお願いします。
いつもながらの凄い洞察力にここだけでは勿体ない気がします。
どこか公の場で書いていただきたいくらいです。
アイムホームは原作と脚本、演出家と出演者の四位一体の
素晴らしい作品だったと思いました。
ワッツでの木村氏の嬉しそうな話を聞いているだけでも
それを感じました。
そしテレ朝さんの企画力。
ロイドという段階を経て更に難解な役を演じきった木村氏。
唯一無二の存在です!
妖しく悪い男、でも愛さずにはいられない魅力たっぷりの男。
年齢的にも今が演じどきだと思いますのでやって欲しいですね。
ただ、今しばらくは久しく利口な生き方の公の平に魅せられる
ことにします(笑)!